こんにちは、公認会計士のゆういちです。
公認会計士とは別のプラスαの資格取得を目指し、日々の勉強しています。
ITパスポート資格の勉強する中で、私がつまづいた点をかみ砕いてまとめました。
今回は、「BIOS」について解説します。
BIOSとは
テキストだと以下のような定義です。
コンピュータ本体と周辺機器間の入出力を制御するプログラムです。
マザーボード上のROM(記憶装置)に記憶され、電源投入時に実行することで、内部のパーツや入出力装置の接続確認やハードディスク上に保存されているOSの起動ファイルの実行などを行います。
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PCに電源を入れてから、OSが起動し利用が開始できる状態になるまでには、次のような処理が行われます。
① 電源ON
② BIOSの読み込み ※マザーボード上のメモリに保存されている。
③ OSの読み込み ※ハードディスクに保存されている。
④ OSの起動
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PC起動の流れを見ると何となく理解できますが、少しフワッとしますね。笑
私なりにかみ砕いて定義すると、
OSより基礎的なハードウェアの入出力を制御するソフトウェア
名称:BIOS(バイオス)、Basic Input Output System、基礎入出力システム
です。
ここで、疑問がでてきました。なぜ、OSとBIOSを分ける必要があるのか?OSにBIOSも含めてもよかったのでは?
BIOSの必要性について、まとめてみました。
BIOSの必要性
Windows 95 より前は、MS-DOS(Microsoft Disk Operating System)がOSのシェアを取っていた。
DOS(Disk Operating System)とは、フロッピーディスクやHDDなどを制御するためのOS。
それ以前のOSは、フロッピーディスクやHDDなどを制御できなかった。
DOS が誕生し、ある問題が発生。
当時はハードウェアの構成も統一されていなかったため、DOS をインストールするには、ハードウェアに合わせてDOSのハードウェアの入出力のプログラムを書き直さなければならなかった。
そのため、メーカーや機種ごとにDOSを作る必要があり、開発コストがかかる。
そこで、DOSの入出力のプログラム部分を切り出して、その部分をまとめたプログラムをBIOS(Basic Input Output System)と呼んだ。
BIOSの誕生によって、ハードウェア構成が変わったり、セキュリティのアップデートなど更新する場合でも柔軟に対応しやすくなった。
つまり、メーカーや機種に関係なく共通のOSとすることで開発コストを抑え、アップデートに柔軟に対応するために、BIOSは必要なんですね。
BIOSに関連する用語
マザーボード
・コンピュータの土台になる電子回路の基板
・各装置はマザーボードに接続され、マザーボードに用意された回路を利用して電源の供給や装置間の通信を行う
メモリ
・コンピュータの記憶装置を総称
・その記憶方式によってRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)に分類される
RAM
・高速にデータへアクセスできる
・揮発性(電源供給を断つとデータが失われる)
・メインメモリやキャッシュメモリなどに利用されている。
メインメモリ
・主記憶装置
・入力したデータや、ストレージに格納されたアプリケーションやファイルを呼び出して展開し、CPUとデータをやり取りする。また、CPUによる演算結果もメインメモリに格納され、モニタに出力する。
キャッシュメモリ
・CPUとメインメモリの処理速度差を埋めるために利用。
・CPUの処理能力をなるべく発揮させるため、本来メインメモリ上で扱うデータをキャッシュメモリに移し、CPUの待ち時間を減らす。
ROM
・低速だが、容量は大きい
・不揮発性(電源供給を断ってもデータが失われない)
・ストレージ(HDD、SSD)などに利用されている。
・HDD(Hard Disk Drive、ハードディスク)、SSD(Solid State Drive)
OS
コチラをご参照ください。
おわりに
BIOSを調べる中で、DOSの覇権争いについて知ることができました。ビル・ゲイツとゲイリー・キルドールの争いです。
ボタンの掛け違いや熱量の差からビル・ゲイツがDOS市場を制するわけですが、コンピューターの歴史としてとてもおもしろかったです。わかりやすくまとめているサイトがあるので、コチラからどうぞ。
私もチャンスを逃さないように普段から弛まない努力と誠実であろうと思いました。
皆様の学習の一助となれば幸いです。
以上、ゆういちでした!
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